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2012/09/24

そうだ 京都、行こう。

秋のはじまりの週末、京都にいってきました。
ふと思い立って出かけられるこの距離感は、名古屋のいいところ。

秋晴れのドライブは片道2時間ちょっと。
関西出身とはいえ、京都には数える程度しか行ったことのないビギナーのため、この日もすっかり観光客気分。
というわけで、目的は京の台所、錦市場とその周辺界隈の散策に。

1560年創業、京鍛冶屋の【有次】
いまや世界的に有名な和包丁の老舗、そして銅や真鍮などの料理道具が揃っています。
じつに450余年のあいだ、18代に渡って造りつづけられるものたちが並ぶ様子はいつ見ても圧巻。


今回購入したのは、真鍮のスプーンとレンゲ。

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こんなに小さなお買いもの、しかもお店はひっきりなしに出入りするお客さんでとても賑わっているのに、
「名彫りはいかがしましょう」とその場ですぐに名入れをしてくださいました。

丁寧なものづくりとサービスは、海外へのお土産にもとくべつな贈りものにもぴったり。
店内には外国の方もたくさん、もちろんアルファベットの名入れにも対応されています。



つづいて、以前の記事で「お箸を新調したい」とつぶやいたときに教えていただいた【市原平兵衛商店】へ。
錦市場からはすこし離れた場所にあるお箸専門店もまた、創業から240年余りという老舗。
こちらの「みやこばし」という、希少なすす竹をつかった細身のお箸は、知る人ぞ知る銘品と云われています。

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もともと手にしたときにグリップのしっかりしたタイプが好みのわたし達は、今回「平安箸」をセレクト。
「平安箸」に使われている京都の若竹は、粘り気が強く弾力性があってしなりがいいのが特徴なのだそう。
箸先はとてもとても細く、女将さん曰く「胡麻の粒もつまめますよ」とのこと!
全体に拭き漆が施されていて、どんな器にもあわせやすそうな控えめなデザインもお気に入りです。





2012/05/27

東北のおみやげ vol.2

盛岡は、じつは7〜8年ほど前からずっと行ってみたいなと思っていた場所。
その理由のひとつに、今回訪ねたふたつのお店の存在があります。

ひとつは、【光原社】という民藝を扱うお店。

柳宗悦が提唱した「民衆的工藝」といわれる、
その土地の風土に根ざした手仕事によって生み出される日常のなかのうつくしいもの。

ショーケースにひとつずつ陳列されているような美術館のような雰囲気のお店ではなく、
うつわが積まれた様子があたたかい、でもきちんと行き届いている、すこしノスタルジックな店内。

宮沢賢治の生前唯一の童話集「注文の多い料理店」を発刊した、賢治ゆかりの場所としても知られています。


向かいにある、光原社別館【モーリオ】のお目当ては「くるみクッキー」というおやつ。
しっとりしたほんのり甘いクッキー生地&くるみのキャラメリゼという最強の組み合わせ♡
パッケージは、光原社のグラフィックの多くを担当している型染作家の小田中耕一さんのデザインです。


そしてもうひとつは、岩手の伝統工芸である南部鉄器の【釜定工房】さん。
明治時代から続く老舗の本店は、盛岡を流れる中津川沿いにある蔵造りの建物です。

フィンランドでの生活を経て3代目となった宮伸穂さんのデザインする鉄器は、
日本的ながらどこか北欧デザインの流れも感じる、モダンでとても美しいものばかり。
生活道具として、ふと自分の生活の中にあることを想像させてくれるような自然な存在感のあるものたちです。

念願が叶って購入したのは、オイルパン。
縁が2センチ立ち上がった円形の鉄板と取手の部分のフォルム、手に持ったときの重さもすてき。

直径22センチの小振りなサイズと、シンプルな佇まいはそのままテーブルに出したくなるようなデザイン。
パンケーキが美味しく焼けるという評判はまちがいなし、ますますブランチタイムが楽しみ。

釜定3代目、宮伸穂さんのことば。
「伝統に裏打ちされた技術を守り伝え、深めること。そしてデザインは時代と共に変化していくこと。」


東北地方の復興と、ものづくりがこの先も受け継がれることを祈って。



2012/05/23

東北のおみやげ vol.1

朝寝坊なわたしが朝一番の飛行機に乗って、岩手県の盛岡まで出張にいってきました。

新緑の季節、ふわりとした風、そして散策するにはもってこいのコンパクトな街並み。
今回はお仕事メインだったので、合間を縫っての散策でしたが、気になるお土産もいくつか。


【Holz Furniture and interior】さんでみつけた、小さなちいさなヒツジのオブジェ。
伝統工芸である南部鉄器と、同じく岩手を代表するホームスパンのコラボレーションによるもの。
握った掌にすっかり隠れるほどのサイズと鉄器の胴に羊毛が巻きつけられている様子に「未年」のわたしは釘付け!

ホームスパンは明治時代に英国から伝わった毛織物技術のこと。
HOME&SPUN(家で紡ぐ)の名の通り、羊毛農家が羊毛を自家用に紡ぎ、織ったのが始まりです。
岩手では農村工芸からはじまり、いまでは全国の8割をシェアする地場産業のひとつとなっています。


藁で編まれた馬は花巻の円方寺観音の伝説に縁結びの使者として伝わる「忍び駒」という願掛けのお供えもの。
願いが叶ったら人目を忍んでこっそり持ち帰り、色布や鈴を飾り付けてお礼参りをするいう習わしがあるそう。

ちなみに盛岡では来週「チャグチャグ馬コ」という、華やかに着飾った馬が街を練り歩くお祭りが開催されます。

その土地ならではの風習や、受け継がれてきた「もの」をみつけるのも、地方の街を歩くたのしみ。
手仕事によるものづくりが盛んな岩手県には、まだまだたくさんの発見がありそうです。


次回、東北のおみやげvol.2へつづく。。。



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