interior

2012/06/29

Plain,Simple&Useful

リビングに念願のサイドボードとコーヒーテーブルが仲間入りしました。

生活空間のベースになるものだからこそ、簡潔でわかりやすく、使いやすいものがほしい。
【Plain,Simple&Useful】は、以前勤めていたショップの創業者Sir.Terence Conranのデザイン哲学といえる言葉。

部屋探しと同様、多くを求めているわけではないのに、コレというものになかなか出会えず、
けっきょく、いつもお仕事でお世話になっている家具屋さんにオリジナルをつくっていただくことに。

まずはサイドボード。
賃貸暮らしなので、今後どういう広さの部屋に移っても、フレキシブルに使えることが大前提です。
むかしから「モジュール」という考え方が好きで、今回のテーマもまさにそれ。

結果、作っていただいたのは
・400×400×650のBOX(扉なし1個/扉付き2個)
・400×250×1300の細長いBOX
これをくっつけたり、ちょっと離してみたり、縦にしたり横にしたりと自由に組み合わせることに。




いまの組み合わせはこんなふう。
少し高めのテレビ台は、ベッドからもソファ越しにテレビを見たいと切望していたダンナ氏の願いに応えるため。

そしてコーヒーテーブル。



センターにスリットを入れて2つに分かれている天板は、900角の大きな面積をすこし軽やかにしてくれます。
木目も色もとってもきれい、厚みのあるしっかりした胡桃の無垢板をつかっていただきました。
こちらもベース部分は収納BOXになっていて、細々した物はここへ押し込むという作戦。


どちらもこれからの素材の経年がたのしみ。
きっと、輪染みができたりすこし歪んだり、木という素材ならではの変化がでてくるはず。
それを劣化と受け取るか、あじわいと受け取るか。

わたしにとっては、それこそが家具を長く使おうと思える愛着だったりします。




2012/04/20

家をめぐる冒険

今年の年明け早々に、念願のお引越しをしました。
これまで、一人暮らしやルームシェアを含めて転居した回数は計6回。
今回は結婚してから4年間暮らした部屋からのお引越し。

賃貸だから仕方ないとあきらめている部分ももちろんあるけれど、
日々の生活をくり返す場所だと思うと譲れないこともちらほら。

①陽当たりがよくてあかるいこと
②リビングに開放感があること
③水回りがリフォームされていること
④換気がいいこと
⑤ベランダが広いこと

築年数や最新設備にはこだわっていないし、デザイナーズみたいなおしゃれ感もなくていい。
南向きの窓のある、シンプルな空間がいい。
多くを望んでいるわけではない(つもり)のに、なかなかコレという部屋に出会えないまま、
引越すと決意してから家探しにかかった期間は半年、内覧した数は20件以上。

その間、望むような物件には出会えないのかもしれないと投げやりになる気持ちをなぐさめ、
ふたたび家さがしの日々へと駆り立ててくれたのが堀井和子さんの【家をめぐる冒険】という著書。

なにげなく穏やかな日常の風景を鋭く丁寧にすくいあげるような堀井さんのエッセイは、
かつてオリーブ少女だった高校生の頃からずっと変わらず大好きなもののひとつ。
そんな堀井さんもまた、悩める家さがしを続けていたのだと知り、
悶々とした気持ちを幾度もくりかえす様子が絶妙な観察力で綴られる文章におおいに共感したのでした。

そうしてたどり着いたのは築41年の我が家、光がたっぷりと注ぐ大きな窓がふたつ。

2012/04/15

わすれられないものたち

いつもより、少しながくたのしませてくれているように感じる今年の桜。
昨夜は近くの公園の大きな樹々の下で、ドームのように重なり合うピンク色の枝々を見上げました。
散りはじめた花びらが地面にも敷き詰められて、なんとも幻想的な空間でした。

いまから7年前のこの季節に大好きだった祖父が亡くなりました。
桜並木が美しい日で、桜が大好きだった祖父を見送るのにふさわしいお花見日和だったことを思い出します。

絵を描くことが好きで、晩年は自宅のアトリエでたくさんの油彩を描いていました。
祖父の愛用していたイーゼルとカーディガン、そして小さな白いペイントのスツール。
カーディガンもスツールも、子供の頃からのわたしのお気に入り。

古いもの、受け継いだもの、いろんなものがミックスされて居心地は生まれるんだなぁと感じます。
どれもわすれられない思い出の詰まった、わたしのすきなものたち。


2012/04/12

『人生はビギナーズ』

すこし前なので、もう上映が終わってしまったエリアのほうが多いとおもうのですが。
ひさしぶりにいいなぁと感じる、すてきな映画に出会いました。
邦題『人生はビギナーズ』

主演のユアン・マクレガーはとてもすてきな優男ぶり、トレスポの頃のやんちゃな感じが懐かしい。
今作でオスカー助演男優賞を得たクリストファー・プラマーのあたたかなお芝居、
ヒロインのメラニー・ロランも魅力的な女優さんでした。

そしてこの映画はとくにインテリアがとてもよかった。
趣味のいい、でも十分に生活感を感じる日常の景色は、お手本にしたい場面もたくさん。
映像もほんのすこし霞がかったような空気感で、そのなかに置かれているTHONETの曲木椅子たちに釘づけでした。

やさしくてほろ苦いストーリーにぴったりの雰囲気のインテリア。
DVDになったらもう一度観たいな。


Photo


その他のカテゴリー