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2012年5月

2012/05/27

東北のおみやげ vol.2

盛岡は、じつは7〜8年ほど前からずっと行ってみたいなと思っていた場所。
その理由のひとつに、今回訪ねたふたつのお店の存在があります。

ひとつは、【光原社】という民藝を扱うお店。

柳宗悦が提唱した「民衆的工藝」といわれる、
その土地の風土に根ざした手仕事によって生み出される日常のなかのうつくしいもの。

ショーケースにひとつずつ陳列されているような美術館のような雰囲気のお店ではなく、
うつわが積まれた様子があたたかい、でもきちんと行き届いている、すこしノスタルジックな店内。

宮沢賢治の生前唯一の童話集「注文の多い料理店」を発刊した、賢治ゆかりの場所としても知られています。


向かいにある、光原社別館【モーリオ】のお目当ては「くるみクッキー」というおやつ。
しっとりしたほんのり甘いクッキー生地&くるみのキャラメリゼという最強の組み合わせ♡
パッケージは、光原社のグラフィックの多くを担当している型染作家の小田中耕一さんのデザインです。


そしてもうひとつは、岩手の伝統工芸である南部鉄器の【釜定工房】さん。
明治時代から続く老舗の本店は、盛岡を流れる中津川沿いにある蔵造りの建物です。

フィンランドでの生活を経て3代目となった宮伸穂さんのデザインする鉄器は、
日本的ながらどこか北欧デザインの流れも感じる、モダンでとても美しいものばかり。
生活道具として、ふと自分の生活の中にあることを想像させてくれるような自然な存在感のあるものたちです。

念願が叶って購入したのは、オイルパン。
縁が2センチ立ち上がった円形の鉄板と取手の部分のフォルム、手に持ったときの重さもすてき。

直径22センチの小振りなサイズと、シンプルな佇まいはそのままテーブルに出したくなるようなデザイン。
パンケーキが美味しく焼けるという評判はまちがいなし、ますますブランチタイムが楽しみ。

釜定3代目、宮伸穂さんのことば。
「伝統に裏打ちされた技術を守り伝え、深めること。そしてデザインは時代と共に変化していくこと。」


東北地方の復興と、ものづくりがこの先も受け継がれることを祈って。



2012/05/23

東北のおみやげ vol.1

朝寝坊なわたしが朝一番の飛行機に乗って、岩手県の盛岡まで出張にいってきました。

新緑の季節、ふわりとした風、そして散策するにはもってこいのコンパクトな街並み。
今回はお仕事メインだったので、合間を縫っての散策でしたが、気になるお土産もいくつか。


【Holz Furniture and interior】さんでみつけた、小さなちいさなヒツジのオブジェ。
伝統工芸である南部鉄器と、同じく岩手を代表するホームスパンのコラボレーションによるもの。
握った掌にすっかり隠れるほどのサイズと鉄器の胴に羊毛が巻きつけられている様子に「未年」のわたしは釘付け!

ホームスパンは明治時代に英国から伝わった毛織物技術のこと。
HOME&SPUN(家で紡ぐ)の名の通り、羊毛農家が羊毛を自家用に紡ぎ、織ったのが始まりです。
岩手では農村工芸からはじまり、いまでは全国の8割をシェアする地場産業のひとつとなっています。


藁で編まれた馬は花巻の円方寺観音の伝説に縁結びの使者として伝わる「忍び駒」という願掛けのお供えもの。
願いが叶ったら人目を忍んでこっそり持ち帰り、色布や鈴を飾り付けてお礼参りをするいう習わしがあるそう。

ちなみに盛岡では来週「チャグチャグ馬コ」という、華やかに着飾った馬が街を練り歩くお祭りが開催されます。

その土地ならではの風習や、受け継がれてきた「もの」をみつけるのも、地方の街を歩くたのしみ。
手仕事によるものづくりが盛んな岩手県には、まだまだたくさんの発見がありそうです。


次回、東北のおみやげvol.2へつづく。。。



2012/05/16

DRIFTWOOD BIRD

夏に向けて、我が家の小鳥くんは換羽のまっさかり。
年に一度の本格的な生え変わりの時期を迎えてどうやらストレスフルなご様子。

いっぽう、ひきつづき「小鳥アイテム」コレクションも増えています。
ゴールデンウィークにひさしぶりにお邪魔した名古屋市守山区の【Niagara House】さんにて。


「流木の鳥」は、グラフィックデザイナーであり流木アーティストでもある、針原修さんの作品。

海辺に流れ着いた流木をひとつずつ拾い集め、丁寧に洗い、時間をかけて乾燥させ、
それぞれの自然な形や色を活かし、翼を与え、あたらしい命を吹き込む。

鳥に生まれかわった流木は、その素材がひとつとして同じものがないように、
一羽一羽がとても個性的で表情豊か。
我が家に来たこの姿は、鳥が眠るまえに止まり木の上でうずくまる様子にそっくり。

この鳥たちは偶然にも、ちかく訪れる予定の岩手県【宮沢賢治童話村】に永久展示されているそう。

くしくも、宮沢賢治の誕生年とその最期の年にも、三陸沖には大きな自然災害がもたらされました。
彼がイーハトーブと名付けた故郷で、この鳥たちはいまどんな表情をみせてくれるのでしょうか。




2012/05/12

常滑散歩

愛知県の知多半島に位置する常滑(とこなめ)は、日本の六古窯のひとつとして知られるやきものの町。

町のなかにはやきもの散歩道という道案内があって、
のんびりとお散歩しながら窯元やギャラリーを見てまわることができます。

常滑のやきものといえば、赤土の土管や朱泥急須が有名ですが、
昨年の12月にギャラリースペースrin'で開催されていたのは白磁の作品展。

「小池夏美展 〜花・白磁〜」

白い素焼きの磁器作品は瀬戸の土によるもの。
小池さんの作品はどれもとても軽やかでやわらかなフォルム、自由でとても繊細。




縁のある角皿と平たい板皿。
もともと箱状の型で成型したものを、あえてパーツごとに切り出しているんだそう。

じつは、これは作品として並んでいたわけではなく、お茶菓子用のお皿として登場したもの。

白磁のうえにちょこんとお菓子が載った様子と、「箱型から生まれた」というモジュールの楽しさに魅せられて、
あえてこれが欲しいと展覧会終了後におねがいして作っていただきました。

角皿は二つ重ねて小さな小さな蓋付き小箱に。
薄く平たい板皿は小さな懐紙のようにも使えます。




どちらも、豆皿にしたりお箸置きにしたり、たぶん使い方はいろいろ。
どうやって使おうか、それを考えるのもまた愉しみのひとつ。

登り窯の煉瓦煙突に蔦が茂る様子は青空によく映えます。
初夏の常滑は懐かしい景色に出会える、だいすきな場所。




2012/05/03

初夏の装い

5月に入って、億劫がっていた衣替えを少しずつはじめています。

今年もGWに合わせて、東京からなかよしの元Roomyが遊びにきてくれるので、
お客さまがくるまえにまずは部屋のなかのファブリックを一新。

爽やかなブルーグレイのクッションと野花の柄の黒い刺繍クッションは先日CONRANでみつけたもの。

冬場は暖色系の色合わせだったベッドまわりが、すっかり初夏の装いになりました。
クッションカバーを差し替えるだけ、お手軽に衣替えできるのもファブリックのいいところ。

あとは冬服をクリーニングして、夏服をひっぱりださなくては。。。




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